
2026年3月25日
東京モーターサイクルショー2026 の展示詳細についてご紹介いたします。
DIGITIZING THE RIDE
モーターサイクルを科学する
東京モーターサイクルショー2026では、弊社が研究開発したモーターサイクルシミュレータ「2X」の体験展示を行います。
2Xは、XR(映像×体感)・実機制御・データ解析を統合し、二輪で最も再現が難しい領域――正操舵/逆操舵、操舵トルク、荷重移動――をシミュレーションするため、10年以上取り組んできたモーターサイクルシミュレーション開発チームです。
私たちがつくるのは、体験を“楽しい”で終わらせない仕組み。
乗った感覚を安全に再現し、理解・改善・次の一歩へつなげます。 本パンフレットでは、2Xシリーズ(PRO / ORIGIN_ZERO / FREEDOM)、MOTOLATOR_U、そしてデータ解析プロジェクトまで、二輪とデジタルとの融合を実装可能な形で紹介します。

2X PRO Motorcycle Real Simulator
二輪で最も難しいハンドリング(正操舵/逆操舵)を再現
2X PROは、XR(映像×体感)と実機制御を統合し、ライディングの本質である「身体の使い方」を安全に体験できる二輪リアルシミュレーターです。 二輪の操作は、単にハ ンドルを切ることではありません。状況によって“軽い/重い”が変わる操舵トルク、荷重移動、そして逆操舵の入力が曲がり方を決めます。2X PROは、この「情報としての手応え」を体感として提示し、短時間でも「違いがわかる」体験に落とし込みます。
体験コンテンツ
2X チュートリアル+オーバル:初めてでも曲がり方の基本が短時間で分かる
2X 羽田空港 中級コース:リズム/ライン/余裕(マージン)をつくるステップ アップ

2X FREEDOM
シミュレーターをもっと手軽に実車を簡単にシミュレータへ
昨年までの2Xは、モーターサイクルそのものをハードウェアとして制作し、車体挙動を再現する「リアルシミュレータ」を目指して開発してきました。 一方で、実車を使ったシミュレータには先行例もありますが、準備・調整に手間がかかるのが課題でした。
Prototypeが初めて挑戦するのが、実車を使いながら、準備を極限まで簡単にするアプローチです。
FREEDOMは、リーン機構を使いません。代わりに、ハンドル周辺に取り付けたカメラで、スロットルやブレーキ操作をセンシングし、実車の存在感を活かした体験を素早く構築します。 メーカー施策・体験施設・イベント導入などに最適なシミュレータとして提案します。

MOTOLATOR_U
モーターサイクルの楽しさと世界観を、初めての方にも直感的に伝えるために、ヤマハ発動機と共同開発した体感シミュレーター
MOTOLATOR_Uは、ヤマハ発動機とPrototype incが共同開発した、オートバイの魅力を安全に・短時間で体感できるシミュレーターです。
「興味はあるけれど、いき なり乗るのは不安」「まずは雰囲気をつかみたい」――そんな“最初の一歩”に寄り添 う体験として設計しました。
私たちが重視したのは速さではなく、乗った瞬間 に伝わる 気持ちよさ/世界観/身体感覚を、誰でも直感的に理解できること。
未来都市の世界観とライディング体験を一 体化した「ストーリー×体感」を提示します。 筐体だけでなく、コンテンツ連携・演出・運用(回転率/安全/導線)まで含めて設計し、ショールーム常設やイベント、教育・観光コンテンツへの転用も可能にします。

超小型・無線ライダーモーションセンシングプロジェクト
走りを“感覚”で終わらせず、可視化し誰もが使えるデータへ
静岡大学との共同研究では、モーターサイクルとライダーの動きの両方を取得するため、車体側(GNSS/IMU)と、ライダー側(IMU等)の同時計測を実走環境で検証してきました。
しかし従来の方式では、スーツ内を有線でCPUへ接続する必要があり、取り回しが難しく、汎用性に課題がありました。
そこで本プロジェクトでは、IMUの無線化に取り組み、モーターサイクル特有の高ノイズ環境でも安定動作することを目指します。さらに、両膝・両肘・ヘルメットなどに取り付け可能な、Apple AirTag級(約15mmクラス)の超小型センサーでライダーの動きを取得する構想を進めています。 将来的には、この小型センサーをレザースーツ内に組み込むことで、誰もが走行中の状態を可視化できる仕組みへKUSHITANIと共に、実験から製品化までを見据えて開発を進めていきます。

2X ORIGIN_ZERO
「二輪で本当に必要な再現は何か?」その問いに正面から向き合うために生まれた、2Xの起点モデル
筑波ブースに展示する2Xについてもご紹介します。それが、「2X ORIGIN_ZERO」です。
2Xの原型機(ORIGIN_ZERO)は、「二輪で本当に必要な再現は何か?」という問い から生まれました。
二輪は限界付近で挙動が非連続になりやすく、直感と逆の入力 (逆操舵)が混ざるため、映像だけの再現では上達につながりにくい。
そこで Prototypeは、リーン(バンク)の角度そのものではなく、リーンした時に身体が受け取る情報――操舵トルクの変化、荷重移動、映像との同期――を再現することに 集中し、2Xの基礎を築いてきました。
2X ORIGIN_ZEROは、筐体がまったくリー ンしない構造です。あえてリーン機構を持たず、「リーンしないのに、どこまでリ ーンした感覚を作れるか」を徹底検証するためのモデルでした。 このゼロの検証が、2X PROやFREEDAMへつながる設計思想――体感の中核は角度ではなく「情報」で作る――の起点となっています。

Prototype inc. ― XR & Mobility Simulation Studio
「つくる」だけでなく、「試して磨ける」体験開発スタジオ
Prototype inc.は、旗艦事業としてモータースポーツの魅力を拡張するモーターサイクルシミュレーター「2X 」の研究開発に取り組むほか、未来を見据えたプロトタイピング提案から、デザイン、開発、空間演出、製作までをワンストップで提供しています。
私たちは、XR(映像×体感)・実機制御・データ解析を統合し、二輪を中心としたモビリティシミュレーションを開発しています。二輪は、正操舵/逆操舵、操舵トルク、荷重移動といった身体現象が上達の中心にあり、再現難易度が高い領域です。
Prototypeは10年以上この課題に向き合い、体験を「楽しい」で終わらせず、理解・改善・次の挑戦へつなげる設計を行ってきました。
また、羽田空港/羽田イノベーションシティ内に実験・検証ができるスタジオを有しており、企画段階から“実際に動かして試せる”環境で、体験の精度と運用性(回転率・安全・導線)まで磨き込みます。
特に、インタラクティブなコンテンツ制作や映像制作、デバイス連携による環境制御(照明・プロジェクション・音響等)には定評があり、展示会・ショールーム・イベント向けの体験設計から、インスタレーションとしてのプロダクト化まで柔軟に対応可能です。二輪・モビリティ領域で培った「身体体験×制御×演出」の知見は、さまざまな業界の体験開発へ応用できます。
弊社は共同運用・共同開発パートナーを募集しています。
羽田スタジオで“動く試作”を最短で検証し、展示・常設まで実装します。
PoC→実証→展示→常設まで、ワンストップで伴走します。
Prototypeは、導入して終わりではなく、体験を“実装”して一緒に立ち上げる限定枠をご用意しています。
協業イメージ
• 共同運用:施設/サーキット/教育(常設・イベント運用)
• 共同開発:二輪/四輪メーカー・サプライヤー(HMI/体感/検証)
• 実証・研究:大学/装備メーカー/安全領域(解析・指標化)
ご相談は下記、メールアドレスにご連絡くださいませ。
東京モーターサイクルショー2026展示概要については下記Newsページをご覧ください。