今から18年前となる2004年にPROTOTYPE Inc.が創業のきっかけとなった株式会社カプコンと協業したXbox版ゲームソフト「鉄騎」専用コックピット「TYPE00」を池内啓人とPROTOTYPE Inc.がコラボレーションし、徹底的にリビルドしたプロダクトがTYPE00Rとなる。
鉄騎は2080年の未来を描いたVT（Vertical Tank）と呼称される未来の兵器をゲーム上で再現したものとなり、コンシューマーゲームにおいては、前代未聞の奥行き26cm、横幅88cmにもなる操作コントローラーを使用し、2本のスティックと1本のシフトレバー、40個以上のボタンが並び、さらに3つのフットペダルを操り操作するリアルロボットシミュレーションゲームであった。（鉄騎の世界観を補足すると、コックピットハッチを閉じるスイッチや起動時に使うボタン類やトグルスイッチ、カメラ洗浄用のウィンドウウォッシャーボタン、機体が撃破されたときに使用する緊急脱出装置のボタンまである）今回の世界観構築においては、複数のボタン、操作のためのスティックはそのままに、鉄騎の世界観を細部までキットバッシュ手法で組み上げた作品となる。尚、ファンクションとしては、Varjo製XR-3の特徴となるグリーンバック上にTYPE00Rを配置し、360度見渡せるリニアコックピットを再現し、更にTYPE00Rにはコックピット下部にメカナムホイールの設置を行い、グリーンバックの空間を自由に移動可能な世界観を構築している。